【状態要確認】愛の渇き アンナ・カヴァン [74202203]
商品詳細
アンナ・カヴァン『愛の渇き』(大谷真理子=訳、サンリオ、サンリオSF文庫、1981)1981
カバースレ・キズ・ヨゴレ少、背表紙ヨゴレ少(画像8枚目参照)・上部ヨレ(画像4枚目参照)、裏表紙ヤケ少/本体小口ヤケきつめ・キズ・ヨゴレ少
管理s16/+39
愛の渇き……ここには、さまざまな木霊が反響している。出産は美しいからだを汚すと不安と嫌悪を隠そうとしないジャイナ。彼女に拒まれて頭を撃ち抜く夫。その出産に立ち会って魅せられ、生まれた赤ん坊を身寄りのない若い女に託すように献身的に働く青年医師。そして、結局は愛の欠如した母の手に戻されて抑えられたまま成長していく娘ガーダ……たしかにここには愛の渇きという罪と罰、父への恐怖(ここでは母がその役割をしている)というカフカの声が、人間をその唯一の瞬間だけで判断してはならないと示唆するフロイトの巧緻で混沌とした心理洞察が、さらにそうした人生の夜の側を合理的に統制しようというヴィトゲンシュタインの悲劇的な迫力が、また自己暴露への抵抗が社会に背を向けるとき悪は善となるドストエフスキーの背反する感情が……斬新なイメージで、幻夢のような一瞬を紡ぎだし、未知の文学領域を切り拓いたカヴァンの長篇。(裏表紙より)
カテゴリー | 本・雑誌・漫画 > 本 > 文学・小説 |
---|---|
商品の状態 | 傷や汚れあり |
【状態要確認】愛の渇き アンナ・カヴァン
【在庫数について】
商品ページに表示されている在庫数は通販サイト上の在庫数となります。各店舗の在庫数とは異なりますのでご注意ください。