M0480●江戸和本●堪忍記 江戸前期 与謝野晶子旧蔵 浅井了意 仮名草子 [71263297]

M0480●江戸和本●堪忍記 江戸前期 与謝野晶子旧蔵 浅井了意 仮名草子 [71263297]

販売価格: 63,750(税込)

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商品詳細

堪忍記(江戸前期・与謝野鉄幹・晶子旧蔵書)
【判型】大本8巻4冊。縦276粍。
【作者】浅井了意作。
【年代等】万治2年初刊。江戸前期再刊。[京都]美濃屋彦兵衛(慶安~元禄頃の書肆)板。
【備考】分類「仮名草子」。『堪忍記』は8巻8冊、仮名草子、浅井了意作。万治2年、京都・滝庄三郎刊。堪忍を易の辞になぞらえ教訓した慶安4年刊の『堪忍弁義抄』に倣い、明の顔茂猷の『迪吉録(てききつろく)』を主とし、『事文類聚』『明心宝鑑』などからも取材して、人間生活の基となすべき堪忍に関する和漢古今の逸話・巷説を挙げ教訓・教誡に資したもの。序に「百(モモ)の行ひの中に、心ざしの行くところ、忍の一字を取りて、これを現はして筆に記す」という。通編25項目に分かち、それぞれの項目に簡単な概説を加えて、以下、それに関する説話を集めている。1巻は、(1)忍の字の評、(2)堪忍すべき子細、(3)忍の字に二つの元あり、(4)瞋恚をとどむる堪忍、(5)怒をとどめて忍をおこなふ、(6)貪欲をとどむる堪忍、(7)色欲をとどむる堪忍。2巻は、(8)財欲の堪忍、(9)主君の堪忍、(10)主君につかうまつる堪忍、(11)傍輩中の堪忍。3巻は、(12)子を生立(ソダツ)る堪忍、(13)父母につかうる堪忍。4巻は、(14)職人の堪忍、(15)商人の堪忍、(16)医師の堪忍。5巻は、(17)法師の堪忍、(18)友達交はりの堪忍、(19)大義を思ひたつ堪忍。6巻は、(20)婦人の評、(21)姑につかうる堪忍。7巻は、(22)憐姫(リンキ)のおもひある堪忍、(23)継子を育つる堪忍。8巻は、(24)孀(ヤモメ)になりたる堪忍、(25)陰徳を行ふべき事。但し、説話を集めることに重点が置かれたためか、必ずしも全ての話が堪忍の意義に該当するということは出来ないが、読者の興味をそそるために、作者の見聞伝誦する類話をも収めたようなところがある(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付・美本。与謝野鉄幹・晶子の蔵書印あり。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛文4年板後印(大本)8冊揃(板元不明)が、787,。中本(半紙本?)・無刊記4冊本が、86,】。

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