李朝 膳 アンティーク [3241028]
商品詳細
いまから30年ほどまえ、東京の南青山に今でもお店を構える古美術商・一元堂で買ったもの。
李氏朝鮮王朝時代、いわゆる、李朝の木製のお膳です。レプリカや流行りのリプロダクションではありません。正真正銘のアンティークです。
李朝は李成桂によって1392年に建国され、約500年間、日本史にあてはめれば、安土・桃山時代から明治時代の終わりまでの長い時間、朝鮮半島を統治した国です。
李朝の長い歴史は、麗しい工芸品の数々を生み出しました。中でも白い陶磁器(粉青沙器)は素晴らしく、象嵌、印花、削落、線刻、刷毛目、粉引などの紋様を使い、世の中の数寄者や茶人の愛好するものとなっています。
陶磁器に留まらず、李朝は、木工品にも見どころのあるものが多いです。なかでも、バンダヂや木雁、箪笥や書棚などが有名です(レプリカやリプロダクションが多い)
この李朝後期のお膳は、両班(ヤンバン)の屋敷、もしくは農家や商家で、供物の菓子などを盛ったものだろうと思われます。
長年の使用により、全体に松材が飴色に手沢を帯び、美しく育っています。李朝が好きな方なら、きっとうなずいていただけると、思いますが、実用的で清廉、かつ、
非常に繊細でありつつ、どこかふっと気を抜いた無造作なところがあります。例えば、二枚目の写真の足のくりぬき。真っ直ぐに引くはずの線が、何かの拍子に曲がっても平気、曲がったままで続きを引きながら最後に辻褄を合わせています。すなわち、大胆と繊細が絶妙にバランスをとって同居しています。あたかも、柳宗悦が命をかけて守った光化門のように。
有縁の方にお譲りします。大切にしてやってください。
W41.3 ✖️D33.8✖️H17.0
素材···木(松材)
カテゴリー | ハンドメイド・手芸 > 家具 > テーブル・机 |
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商品の状態 | 傷や汚れあり |
李朝 膳 アンティーク
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