水色天然石の胎に白の斑点が美しい、魚?をもつヒヒ・猿の彫像ビーズ 中国で入手 [15429049]
販売価格: 6,630円(税込)
商品詳細
淡い青色、水色の胎に白の斑点が美しい、大きめのヒヒ(猿)が前かがみで座り、胎の前に魚のような食べ物、あるいは、供物を持っているようにも見えます。
大きな胎で背を少し丸めて、頭を少し前に出ししゃがんで座っています。若干、頭部分に欠落が見られますが、唇や長めの目などは、顔の片方でははっきりと刻まれています。大きな胎は、サルのなかで大きなヒヒとも、熊とも思えます。足は太く膝を屈めて、片方では足先の爪まで表現されています。ただ、他方の足で細部は欠落しています。手に抱えた横長のモノは、魚か捧げる供物のように見えます。
素材は、水色に白の斑点から、蛍石フローライトと思われますが、確認はできません。光を当てますと、清らかな青に輝きます(01-12枚め)。約20年前に中国、上海の骨董店で本品を入手しました。
ガラス・ビーズではガラス素材の属性などから制作の時期や場所がほぼ判明しますが、こうしたデータが無い、天然石ビーズでは制作時期の判定は困難です。ただ、本品の穿孔は、下側は径 約3.5㍉ですが、上側は約2.5㍉です。古い時期には、器具を回転させながら穿孔しますので、孔は中央向かって細くなり、また、別の側からも穿孔するため、中央が一番狭くなり、丸く削った連続跡が残ります。本品も、双方穿孔の特徴を示しますので、ある程度の古さをもったビーズと想定できます。
中国のシンボルでは動物は常に大きな重要性をもち、魚や馬などと、ヒヒも含まれます。また、熊も、中国古代では男性的なシンボルで強さを指しますが、民話では西欧の狼と同じと見なされます。とすれば、本品は熊より、ヒヒのように思われます。ヒヒ、猿は、中国で尊敬を多いに集め、孫悟空だけでなく、桃を持つ猿は長寿のシンボルと描かれます。
しゃがんで座るヒヒの像は、古代エジプトでも見られ、偉大な白き神のヒヒ神は、知恵の神ト-ト・月の神の1種で、明け方にキーキーと鳴き、昇る太陽神に祈りをささげるとされます。トート神は、トキの頭を付けた人、ときには、胎がトキやヒヒと描かれます。古代エジプトでは、天空の神の左眼、癒しのウェジャト(眼)を抱える像があり、本品に類似します。もちろん、異なりますが、中国でもヒヒを尊ぶ風習がありますので、本品は、像の意味や来歴を知りたくさせてくれます。
サイズ 高さ 約20㍉ 幅 約16㍉ 上 約2.5㍉ 下 約3.5㍉
カテゴリー | ホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 |
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商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
水色天然石の胎に白の斑点が美しい、魚?をもつヒヒ・猿の彫像ビーズ 中国で入手
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